CONCEPT電脳考古学とは

文献(ソースコード)が失われた文明を、遺物から掘り起こして復元する——それが考古学です。
私たちは同じことを、コンピューターシステムに対して行います。 ソースを失った、あるいは渡されないシステムを、稼働中の実行ファイルやデータベースという「遺物」から復元する。 それが電脳考古学です。

3つの原則

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推測しない

「おそらくこうだろう」は書きません。実行ファイルが実際に行っている動作だけを、解析の根拠とともに記録します。

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遺物が語る事実だけ

設計者の記憶や口伝に頼りません。残されたバイナリ・DB・ログという物証から、再現可能な形で組み立てます。

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再実装可能まで

「読み物」では終わりません。そのまま作り直せる精度——つまり図面になって初めて完成です。

METHOD三者校正で「穴」を潰す

人の解析には必ず見落としがあります。だから一人では仕上げません。

人間(専門家)

業務文脈を読み、何が重要かを判断し、解析を方向づける。

解析ツール

機械的な抽出(画面構成・SQL・項目定義など)を網羅し、人的な取りこぼしを防ぐ。

独立レビュー(社内)

会話の文脈を持たない社内の独立した視点で成果物だけを点検し、抜け・矛盾・未検証を炙り出す。客先情報を社外に出すことはありません。

この三者を往復させ、「再実装できる」水準に達するまで仕上げます。 実際の案件では、初期評価から複数回の独立レビューを経て完成度を大きく引き上げています。

STRENGTHなぜ「古いシステム」に強いのか

担い手が、コンピューターの黎明期から現在までの各時代を、実務で通り抜けてきたからです。 古い技術は消えたのではなく、読める人が減っただけ。私たちにとっては、どの地層も「通ってきた現場」です。

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黎明期の地層(1970年代〜)

ミニコン上の科学計算言語や、マイクロプロセッサのアセンブラから。国内外の初期パーソナルコンピュータを実機で扱ってきました。

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業務システムの地層

国産ビジネス機からPC/DOS/Windows、各種UNIX/Linux、メインフレーム系の本格RDBまで。「いま基幹として動き続ける」層が主戦場です。

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現代の地層

アセンブラ・BASICから C/C++、各種スクリプト言語、モダンな言語・Web技術まで。海外製ソフトウェアの日本語化・監修に携わった経験もあります。

「当時を知っている」ことが、誤読を防ぎます。 古いコードには、その時代特有の常識が刻まれています——当時のメモリやネットワークの制約、文字コードの事情、流行した設計や言語の癖。 背景を知らない人なら取り違える箇所を、私たちはその時代を生きてきたからこそ「なぜそう書かれたか」まで正しく復元できます。 考古学者が対象時代の文化や言葉を知るから遺物を読めるのと、同じことです。

今の人が知らない落とし穴(実例集)→ 調査結果を文書に仕上げる道具 →

なぜ独立した立場で道具も方法も、私たち自身が握っている

私たちは特定ベンダーの製品を売るためにいるのではありません。 お客様がシステムの主導権を取り戻すことそのものが目的です。 だからこそ、現行が誰の作品であっても、どんな古い技術であっても、中立の立場で「遺物」と向き合えます。

守秘について:解析で得たお客様固有の情報(システム内部・データ・業務ルール)は、外部に一切持ち出しません。 公開・再利用するのは、お客様を特定しない一般化した手法のみです。

「見せる」のが一番早い。

どんな成果物が出てくるのか——匿名化したサンプルでご確認ください。

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